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あぁぁあぁ…駄目だ。我慢できない。
発散の場は此処位だからもう思い切って書いてやる。





無変換夢小説(自己満足)

BASARA政宗でお送りします。(痛)
苦手な方はBack!

何処まで走れるだろう。
そんなことを考えながら、気が付けば目的の河に着いていた。
一体どれほどの月日が流れただろう。
余りの居心地の良さに最早日付を数える週間すらなくしていた。
我ながら気の抜けた生活だと、人知れず嘲笑する。
一人で来るこの河の回数も、既に知れたものではない。






「はっ…。」
開いた古傷が、冷たい水に中る度に全身に痺れを走らせる。
腰まで使った河の水は否応無しに躰の体温を奪う、濡れた着衣が重い。
何度も開く傷は、何時までたっても治らない。
そう、まるで自分にある穢れが消えないように。
何時までたっても、その存在を自身に知らしめる。
「…潮時、だろうか。」
この地には、長く居すぎた。
「次は甲斐にでも…行こうか…。」
急に消えればきっとあの主人はなんと言うだろう。
しかし、これ以上居座れば何かしら不都合は出てくる。
この穢れが分かる前に、消えなければ。


不意に、背後に気配を感じた。


「ッ…?!」
腰の獲物に手を掛け振り向けば、其処にはその主人が居た。
「Hey,What do you do?」(よう、何してんだ?)
「政宗公…。」
敵ではなかった、が、この場に居られてはまずい相手に違いは無い。
無意識に左手を躰の影に隠した。
「水浴び、って訳じゃあなさそうだな。」
腰から刀を下げているが、数が2本といつもより軽装だ。
またお忍びで城を抜け出したか、片倉殿がご立腹だろう。
「貴方は何故ここに?」
彼も先に言った水浴びというわけでもなさそうだ。
だが何もなしに水場にくるというのも珍しい。
Hum…と鼻で唸りながらこちらへと歩み寄ってくる。
「何か気に食わない呟きが聞こえたもんでな。」
かしゃかしゃと、その重みに似合わない刀特有の金属音が近づいてくる。
何だ、何か可笑しい。
目の前に居るのは、確かにあの伊達政宗だ。
しかし。何だ、この異様な雰囲気は。

怒りとも、苛立ちとも取れぬこの場の不穏な空気は何というのだ。

「何が『潮時』なんだ?」
目の前にしゃがみこんで、隻眼が覗き込む。
片目でしか見られていないというのに、その目は龍に見えた。
その龍の目に、一瞬にして身動きを封じられてしまった。
口は優しく笑っているはずなのに、目だけが確りと私に問いかける。
「Managing saying furnace.」(何とか言ってみな。)
声が声になら無い。
「ぁッ…!」
何とか重い足を後ろに下げようともがくと、今度は右腕を掴まれて河から引きずり出された。
「Ha!怪我なんざしてやがったのか。」
引きずり出された拍子に胸へと飛び込む形になったのだが、その際に左腕も掴まれ視線の高さへ引き上げられる。
流したはずの血は、まだ止まることなく腕から流れ続けていた。
「ッ…やめッ…!」
それに抵抗しようとするが、何分戦で鍛えられた体躯に叶うはずもない。
「此れが原因か?潮時ってのは。」
だからって甲斐に行こうたぁ良い度胸してやがる。
そういいながら、左腕の傷に熱い湿ったものを伝わせる。
「ひぁッ」
「腕は冷えても傷は冷えねぇなぁ?」
口の端に付いた紅い血を、長い舌で舐めとる。
その仕草が酷く妖艶に見えた。
「珍しい程に必死だったな、この傷洗うのに。」
心臓が、一瞬にして跳ね上がった。
そしてそのまま早鐘を打つが如く鳴り続ける。
「そんなに見られたくねぇのか。
 この程度、珍しくも無えだろう。」
それとも、とさらに傷に舌を這わせる。
「この紅い血の下の傷は、そんだけ酷いのかねぇ?」
心臓が、ひときわ強く跳ねた。
「図星、か。」
Interesting.(面白ぇ)と呟くと、今度は服を剥がしに掛かった。
「?!な、何を…!」
「見せてみろ。お前の傷を全部。」
力強く、地面に押し倒された。
龍の目は尚も動きを封じようと睨みつける。
「ふッむぅん!」
唇を塞がれ、そのまま濡れた着衣が乱暴に引き剥がされる。
冷たい感触が、背中全体に広がり身を震わせる。
「ひぁっぁぅ…ゃあッ」
離された唇が、今度は首筋から胸へと移動していく。
冷えた躰にはその唇や舌が酷く熱く感じる。
抵抗しようとする気すら殺いでしまうほどに。
「まッさむね…ぁぁ、やぁあ!」
左手が不意に強くつかまれ、そのまま噛付かれた。
「躰の方は…綺麗なもんだな。」
綺麗なのは、貴方の眼のほうだ。とはいえなかった。



「ふぅッぅんッぁあん!」
時々掠める最奥が、一際高い声を上げさせる。
腕の傷はいまだ血が止まらず、その場を紅く染め上げていた。
「さっきまで冷たかった癖に、ずいぶんと物好きじゃねぇか?」
口の端を嫌らしく持ち上げた様が、何故か脊椎に甘い痺れを凭れさす。
もうやめて欲しい。
それなのに彼の躰が酷く愛しい。
もっと、ぶつけて欲しい。
「ちがっ…!ぁぁあッ!!もッゃめぇ…ッ!」
それでもこれ以上甘い痺れに身を任せるわけには行かない。
せめて、とかすかな理性が欲とは正反対の言葉を紡がせる。
腕の傷の痛みは、既にもう分からなくなっていた。
「はッ…そろそろイクか…?」
駄目、これ以上は。
「だめッ…だめぇえッ…!!!」
視界が白くなる。

これ以上、貴方を感じるわけにはいかない。
これ以上、刻まれるわけにはいかない。



二度と、離れられなくなってしまう―――




「ふッ…ぁぁぁああぁああ!!!」




「How beautiful…。」(綺麗じゃねぇか…)
「はッ…はぁッ…」
自分の下に転がる白い躰に、思わず喉がなる。
「ッ?!ゃッ…!」
「俺がまだイってねぇ…だろ?」
いまだ意識が朦朧としているであろうが、そんなことは関係ない。
ヒクつく腰を掴み、自身を推し進める。
「ぁッ、ぁぁあんッ」
力ない手が、政宗の上着を掴む。
濡れた手が、必死に政宗を求めて宙を彷徨った。
「ぁッ、ぁぁッ!ま、さむねッこぉ…!」
そんな何気ない仕草が、不覚にも可愛いと思ってしまった。
潤んだ視線が、愛しくてたまらない。
「ふぅ、ぅん…ッ」
腰は止めずに、宙を彷徨う手を優しく包み、唇に吸い付く。
無意識だろうか、上着を掴んでいた手が、髪に絡まる。
「は…ッ、何だかんだで…可愛いじゃねぇか…。」
この想いは、もうきっと届かないのだろう。
「んッ、ぁあッ…!」
「Hey,名で呼んでみろ。俺のことを。政宗、ってよぉ…!」
更に動きを早くする。
打ち付ける腰も更に更に強く。
届かない想いと共に必死に打ちつけるように。
「政宗ッ…まさむ…ねぇえッ!!」
「良い声だ…ッ!」
最奥を思い切りつかれると、下腹部が熱く満たされる感覚に襲われた。

そのまま、意識は遠のいていく。








「…政宗様。」
茂みから、厳格そうな男が一人。
「小十郎か。」
「如何なさるおつもりか。」
主の問いには答えずに、しかし視線は蒼き龍へと向かれたまま。
「Ha…さぁな…とりあえず…連れて帰るか。」
蒼き龍の腕の中には、先程の少女の姿。
頬には痛々しいほどに白い跡が残っていた。
衣服は整えられ、腕の傷も既に帯が巻かれていた。
「そんな怖い顔すんなよ。」
「無理を言いますな。」
よもや、客人をこのような…と小十郎はあきれた声を出した。
「らしくありませぬな…何時になくおびえている。」
「It understands.」(分かってる。)
「少しはまともに正面きってぶつかっては下さらぬか。
 いつもの貴方に戻っていただかないと、城の士気にも関ります。」
それと、溜まった執務にも。と声を険しく続ける。
政宗は、腕の中の少女を一瞥し、深い溜息をついた。
「…甲斐にいくなんて、言わなければ良いんだ。」
こんな傷を残したまま、自分に全てを隠したままに。
何時になく弱気な主人に、小十郎は更に深い溜息をついた。


日は、朱色に染まり傾きかけていた。



Fin












もーしわけないいいい!!!!!!!!!!!!




もう書かないぞ。きっと書かないぞ。
あー楽しかった。(変態!)







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自己
名:
蒼月 氷牙(アオツキ ヒョウガ)
ROでは朋藍(ホウラン)です
標準では氷牙使ってる
年:
35
性:
女性
誕:
1988/10/06
基本的にO型の大雑把。
社交的らしいけど、チキンなのでそんなこと無いです。(痛)ていうかネガティブの自暴自棄。ww

時々趣味による短文小説ならぬ駄文と詩が書かれるかと思いますのでお気をつけ下さい。


ねりま猫 40頭のSOS!

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